CVEシリーズ永久磁石同期インバータ式遠心式チラー
高速永久磁石同期インバータモータ
このターボ冷凍機には、世界初の高出力・高速PMSMが採用されています。出力は400kW以上、回転速度は18,000rpm以上です。モーター効率は96%以上、最大97.5%と、国家1級モーター性能基準を上回ります。コンパクトで軽量な設計で、400kW高速PMSMの重量は75kW交流誘導モーターと同等です。固定子と回転子を冷却するスパイラル冷媒スプレー冷却技術を採用することで、モーター温度を約40℃に制御し、効率的な運転を実現します。
| 高速モーター直動二段インペラ本機は高速モーター直結型二段インペラを採用しています。増速ギアと2つのラジアルベアリングを廃止することで効率が向上し、機械損失を少なくとも70%削減します。直結駆動とシンプルな構造により、コンプレッサーは小型化しながらも信頼性の高い動作を実現します。コンプレッサーの容積と重量は、同容量の従来型コンプレッサーのわずか40%です。増速ギアの高周波騒音がないため、コンプレッサーの運転音は従来型より8dBA低く、大幅に低減されています。 |  |
 | 全条件対応の「ワイドバンド」空気圧設計 インペラとディフューザの最適化により、25～100%の負荷域で圧縮機の高効率運転を実現しました。従来の全負荷運転を前提とした設計と比較して、この設計により圧縮機の効率低下を低減できます。従来のインバータターボ冷凍機は、圧縮機の回転速度とガイドベーンの開度可変によって容量制御を実現しており、50～60%の負荷域でガイドベーンの絞り損失が減少します。しかし、Gree CVEシリーズターボ冷凍機は、25～100%の負荷域で圧縮機の回転速度を直接制御することで、ガイドベーンの絞り損失を低減し、あらゆる条件下での運転性能を向上させます。 |
| 正弦波インバーター設置 位置センサレス制御技術の採用により、プローブなしでモーターのローターを位置決めできます。PWM制御整流技術により、インバータは滑らかな正弦波を出力し、モーターの効率を向上させます。インバータはユニットに直接取り付けられているため、お客様の設置スペースを節約できます。さらに、すべての通信配線は工場で接続済みであるため、ユニットの信頼性が向上します。 |  |
 | 低粘度ベーンディフューザー 独自の低粘度ベーンディフューザー設計と翼型ガイドベーンにより、高速ガスを高静圧ガスに効率的に変換し、圧力回復を実現します。部分負荷時には、ベーンダイバージョンにより逆流損失を低減し、部分負荷性能を向上させ、ユニットの運転範囲を拡大します。 |
| 2段階圧縮技術 二段圧縮方式は、一段冷凍システムと比較して循環効率が5～6%向上します。圧縮機の回転速度が低下するため、信頼性と耐久性が向上します。 | |
 | 高効率密閉型インペラ コンプレッサーのインペラは、密閉型三元インペラを採用しており、非密閉型インペラよりも効率と信頼性に優れています。翼型三次元構造を採用することで、適応性に優れています。有限要素解析、三次元検査機、動バランス試験、過回転試験、実機試験などにより、インペラが設計要件を満たし、安定した運転性能を発揮することを確認しています。インペラと基本軸はキーレス接続を採用しており、キー接続による部分的な応力集中やローターの付加的なオフバランスを回避し、コンプレッサーの運転安定性を向上させています。 |
| 高効率熱交換器 熱交換面は伝熱機構に基づいて設計され、流動時の圧力損失とエネルギー消費量を削減するように最適化されています。凝縮器底部にはサブクーラーが装備されており、複数の流路制限により、サブクール度は最大5℃まで可能です。中間の遮断板には、支持板と接合するねじ込み管の2倍の太さを持つ軽量パイプを採用しているため、高速冷媒の衝撃による銅管の損傷を防ぎます。また、3V溝付き管板設計を採用し、シール効果を高めています。 |  |
 | 高度な制御プラットフォーム 高性能32ビットCPUとDSPデジタル信号プロセッサを採用しています。高いデータ収集精度とデータ処理能力により、システム制御のリアルタイム性と精度を確保します。カラフルなLCDタッチスクリーンと組み合わせることで、デバッグ時に自動制御と手動制御を容易に実現できます。また、インテリジェント技術、ファジー技術、そして通常のPID制御アルゴリズムを統合したインテリジェントなファジーPID複合制御アルゴリズムを採用し、迅速な応答速度と安定した性能を実現します。 |
